今回は、【鬼のパンツ屋さん】と題しまして、物語やクイズと様々な方法で楽しめるスケッチブックシアターを紹介します。
・節分や制作の導入として、鬼が出てくる保育教材を探している保育士
・様々な楽しみ方ができるスケッチブックシアターを探している保育士
・保育の隙間時間に活躍するシアターを探していた保育士
こんなあなたにピッタリの記事になります。
【鬼のパンツ屋さん】は、その名の通り、鬼が運営するパンツ屋さんに次々にお客さんがやってきます。
その中で、物語形式で話を進めたり、クイズ形式にして行ったりと、その時の用途に合わせて演じ方を変えることができます。
また、用途に合うということで、保育の時間にある隙間時間にも大活躍します。
つまり、空き時間の長さに合わせ保育者側で調整できることが大きなメリットです。
さらに、鬼が登場するということで、節分の意味や由来について触れてはいませんが、行事や制作の導入にも使うことができます。
ぜひ、この記事を参考にして作っていただけたら嬉しいです。
それでは、まず内容と演じ方から見ていきましょう。

【鬼のパンツ屋さん】 内容と演じ方 前半
それでは、実際にシアターの演じ方を見ていきましょう。
なお、鬼の店主とお客さんの会話がメインになります。
ここでは、鬼→鬼のセリフ、その他は買い物に来た客の頭文字で表示させていただきます。
このシアターは、ページをめくるのではなく上にかぶせながら演じていくので注意してください。
(1ページ目)

ここは、町で大人気の鬼のパンツ屋さん 今日はいったいどんなお客さんがくるのかな?
(2ページ目)

このページは白紙で、次のページから動物たちが登場します
(ひよこ)

鬼:いらっしゃいませ 今日はどんなパンツを探しているの?
ひ:卵にいる時がすごく好きだったんだ・・・だから卵のパンツが欲しいの!

鬼:そんなひよこ君には この卵型のパンツをあげる
ひ:やった~すごく嬉しい 鬼さん本当にありがとう
(きりん)

鬼:いらっしゃいませ たくさんパンツあるけど・・・どれにする?
き:私はすごく足が長いでしょ・・・ だから長めのパンツが欲しいの!

鬼:そんなきりんさんには このなが~いパンツをあげるきっと似合うよ
き:やった~嬉しい 鬼さん本当にありがとう
【鬼のパンツ屋さん】 中盤
(テントウムシ)

鬼:いらっしゃいませ 今日はどれにする?
テ:丸い模様のパンツばかりで飽きちゃった・・・だからおしゃれなパンツが欲しいの!

鬼:そんなテントウムシくんには このパンツをあげる
て:すごいおしゃれ~ はくのが楽しみだ 鬼さんありがとう
(たこ)

鬼:いらっしゃいませ さ~どんなパンツを探してますか?
た:僕は足がたくさんあるでしょ・・・だからそんな僕でもはけるパンツが欲しいの

鬼:それなら任せて ほらこれならたこくんにピッタリだよ
た:こんなパンツがあったんだ 鬼さんありがとう
(うま)

鬼:いらっしゃいませ 今日はどうしたの?
う:私もシマウマみたいにおしゃれになりたいの・・・だからしましまのパンツをください

鬼:それなら こんなパンツはいかがですか きっと似合うと思うんだ
う:やった~ しましまな上にこんなカラフルにしてくれてありがとう
(ぺんぎん)

鬼:いらっしゃいませ いかがなさいましたか?
ぺ:僕が住んでいるところが寒すぎて・・・ だから温かいパンツをさがしてて

鬼:そんなペンギンくんにピッタリなパンツがあるよ
ぺ:やった~ もこもこパンツありがとう
(らくだ)

鬼:いらっしゃいませ 今日はどうしたの?
ら:暑くて暑くて 何か涼しいパンツはない?

鬼:それならこれだね ほらはいてみてよ
ら:すごい 氷でできたパンツって涼しいね
【鬼のパンツ屋さん】 後半
(かめ)

鬼:いらっしゃいませ 今日は何をお探しで?
か:足が遅いことが悔しくて・・・ だから足が速くなるパンツはない?

鬼:難しいけど これはけるかな?
か:すごい タイヤがついてるパンツ? 鬼さんありがとう
(ラッコ)

鬼:今日は遠いところからありがとう 何を探しているの
ラ:もう少し早く泳ぎたいんだけど・・・ 何かいいパンツはない?

鬼:それならこれが良いよ!
ラ:かわいい 人魚さんみたいに泳げるなんて嬉しい
(くま)

鬼:くまさんなんて珍しい 今日は何を探しているの
く:金太郎に相撲で負けて・・・ だからもっと強くなりたい

鬼:それならこれが良いよ!
く:これで強くなれるかな・・・ 鬼さんありがとう
(赤ちゃん)

鬼:あら? いらっしゃいませ・・・
赤:ばぶ ばぶばぶばぶ(オムツをください)

鬼:えっと おむつですか? はいどうぞ
赤:ばぶ~(ありがとう)
鬼:今日もたくさんのお客さんがきてくれたな いったい明日は誰がきてくれるかな・・・
fin
今回は、物語形式で行ったが最初にパンツの方のページをめくり「これは誰のパンツかな?」
という風にすると、クイズ形式で楽しむことができる!
※なかなか想像が難しい為、幼児クラスでおすすめする
【鬼のパンツ屋さん】 スケッチブックシアターを演じてみて!
それでは、実際に子どもたちにスケッチブックシアターを演じてみた感想を紹介します。
次々に出てくる動物や、色とりどりのパンツに子どもたちも飽きることなく集中して見入る姿が見られた!
演じ方が2通りあることで、担任するクラスにあった演じ方ができ幅広い楽しみ方ができていい!
鬼に興味を持ってもらうということでも、制作やイベントごとの導入として活躍できる!
子どもたちとの複雑なやり取りもなく、保育教材になれていない人でも簡単に演じることができる
このように、たくさんのメリットだらけの教材になっています。
ぜひ皆さんも作ってほしいと思います。
ではここから実際に作り方を紹介していきたいと思います。
スケッチブックシアター 準備物
・スケッチブックシアター(A4サイズ)
・定規
・はさみ
・自分が好きな色塗り用の画材
・下書き用の鉛筆、黒のマジックペン
スケッチブックシアターを作ってみよう!
①(1ページ目に表紙を描く)

この時、鬼の店員は左側7.5センチ分の中に収めてください!
②(2ページ目は白紙)

・後ろの絵が透けてしまう為、2ページ目は何も描きません!(左側7.5センチは切り落とす)
③(3~13ページ目)

(1)まずは、左から7.5センチを全て切り落とす!

(2)次に、残りのページを11センチごとに切込みを入れる!
④(それぞれのページに絵を描く)
ここでは、上記で紹介できなかった3~11ページ目を紹介していきます。











黒い油性ペンで下書きをなぞる時は、下に新聞紙や不要な画用紙を敷いて書くことを勧めます。
【鬼のパンツ屋さん】 スケッチブックシアターを作ってみて
いかがでしたでしょうか。
今回は「鬼のパンツ屋さん」と題したスケッチブックシアターを作ってみました。
・鬼が出てくる保育教材が欲しい!
・様々な楽しみ方ができる保育教材を作りたい!
・隙間時間に使えるシアターが欲しい!
こんな人たちに向けた素敵なシアターとなっております。
鬼が出てくるシアターなんて怖くてやだな・・・と思っていた人も、とてもほっこりする楽しい内容に満足していただいたのではないでしょうか。
新人からベテラン、そして子どもも乳児から幼児までと、幅広い年代で楽しめる内容に仕上がっています。
今まで、難しそうだなと苦手意識があった方にも、必ず楽しんでいただけると思います。
必ず「作ってよかった」と思ってもらえるので、参考にしていただけたら嬉しいです。
では、また次の記事でお会いしましょう。
他にも様々なスケッチブックシアターを紹介しています!
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