皆さんは保育中の隙間時間をどうしていますか?
朝の会や帰りの会の前、次の活動のちょっとした待ち時間など「どうしよう」となることは多いのではないでしょうか。
そんな時に活躍するのは「スケッチブックシアター」や「紙皿シアター」ですよね。
※僕考案のおすすめのオリジナル教材は、上をクリックしていただければ見に行けます。
しかし、今回はもっと手軽に楽しむことができ、皆さんの園にも必ずある絵本に絞り、僕がおすすめする隙間時間に楽しめる絵本を紹介していきます。
・ちょっとした隙間時間に困っている保育士
・隙間時間に楽しめる短めの絵本を知りたい保育士
・どんな年齢でもウケる絵本を知りたい人
こんなあなたにピッタリな記事となっています。
今回は、隙間時間ということで短めな絵本を厳選し紹介していきます。
どの絵本も、実際に僕が読み聞かせしているもので、その時の子どもたちの様子やアピールポイントと合わせて紹介していきます。
この記事を読めば、みなさんはもう隙間時間を恐れることはありません。
それでは、順番におすすめの絵本を見ていきましょう。
【絶対に持っておきたい!隙間時間におすすめする絵本ベスト3!】
だらだらと紹介していても仕方ありませんので、まずは、ここだけは押さえておきたいベスト3を紹介していきます。
①「ぜったいに おしちゃダメ?」 作:ビル・コッター
②「どんないろがすき」
③「ぼうしとったら」 作:ツペラツペラ
たくさんあって困る人は、ここだけでも見ていってください。
この3つは、楽しい、短め、わかりやすいの3拍子がそろった絵本で、僕自身も保育の中で毎日助けられています。
困ったら、まずはこの3つから選んでみれば間違いありません。
それでは、ここから詳しい内容を紹介していきます。
①子どもとのやり取りが楽しい!「ぜったいに おしちゃダメ?」シリーズ!
作:ビル・コッター 出版社:サンクチュアリ出版 となっています。
この絵本は2017年から発売されている、大人気シリーズの絵本で現在6種類出ていますが、僕も全てコンプリートしております。
「絶対に押してはいけないボタン」と「誘惑してくる謎のおばけラリー」が現れます。
僕が一番おすすめする点は、本をゆすったりこすったり時には息を吹きかけたりと、子どもたちが参加しながら楽しめる点です。
ラリーとのやり取りやどんどん変化するページに子どもたちは大興奮です。
楽しめること間違いないので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
まずは、こちらの作品から試してみてください!
・参加型ということもあり、自分たちの動きに合わせ変化するページに期待をもって見ていた。
・種類もたくさんあることで、飽きることなく様々なパターンを楽しむことができた。
・本当は「手をたたいて!」のページも「今度は肩!」「たりないおなかも!」等、自分なりにアレンジを加えることが可能で、時間に合わせて融通が利くところもよかった。
②隙間時間は歌おう! 歌絵本 「♪どんないろがすき」
2つ目は、みんなが大好きな歌を絵本にしたこちらです!
見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「赤ちゃん用の絵本でしょ!」と思う人もいると思いますがそうではありません。
今まで、0歳児クラス以外を担任してきましたが、この歌を嫌いな子はいません。
乳児だけではなく、幼児クラスからも毎日歌声が聞こえてきます。
歌自体も、長すぎず短すぎずと隙間時間に使うにはちょうどいい長さです。
「どんないろがすき」を題材にしたスケッチブックシアターも作っているのでぜひ見てください。
・年齢関係なく楽しめることが最大のメリットだと感じた。
・隙間時間だけではなく、制作等の導入としても使うことができてよい。
・ちょっと騒がしいなという時に、サクッと子どもたちの目線と気持ちを奪える絵本!
③隙間時間に困る保育士の救世主!「ツペラツペラ」の絵本シリーズ!
僕が大好きな絵本作家の一人でもあるツペラツペラ!
この人たちの魅力は、子どもをひきつける絵はもちろんですが、何といっても仕掛けの数々です。
本のいたるところに、読者を楽しませる工夫がしてあります。
その中でも、今回は「ぼうしとったら」を紹介します。
この本は仕掛け絵本になっており、男の子やコックさん、船乗り等の帽子をめくってみると、様々なものが出てきます。
「ここからこれが出てくるか!」と、想像の上を発想に子どもたちの目はくぎ付けになります。
他にも様々な種類の絵本があるので、この絵本が気に入ったら見てみてください。
・長めに時間を取りたい時はクイズ形式にする等、遊び方を工夫することで時間に合わせた楽しみ方ができてよかった。
・ページ数も丁度よく、短い時間で集中して楽しむことができる。
【まだまだあるぞ! ちょっとした時間に楽しめる短めの絵本!】
まずは、ベスト3まで、見ていただいただきありがとうございます。
それでは、ここからは惜しくもベスト3には入れませんでしたが、隙間時間を豊かにする絵本を紹介していきたいと思います。
「はらぺこソーダくん」 作:岩田 明子
次は、暑い季節にピッタリのソーダくんが主人公の作品です。
おなかが空いているソーダくんは、ストローを伸ばし色々なくだものを飲んでいきます。
するとそこに、ある動物が現れて・・・という短いですが楽しい落ちが待っている絵本です。
何とも言えないソーダくんの表情や、食べられたフルーツの変化等、こまかい部分の描写もしっかりと描かれており、子どもたちもその気づきが面白いようです。
それでは、ここからは実際に手に取ってからのお楽しみにしておきましょう。
「はらぺこヘビくん」 作・絵:宮西 達也
おなかが減っているようですみません・・・「はらぺこ」の連投失礼します。
題名の通り、おなどんどんたヘビくんが散歩をしていると、おいしそうな食べ物を見つけます。
それをパクっと食べると、これまた不思議! 体が・・・というお話です。
食べ物に合わせてどんどん変わるヘビくんの姿が必見ですよ。
また、最後のオチもかわいいのでぜひ見てみてください。
【隙間時間を楽しむために! まだあるおすすめ短め絵本!】
「ちゅうちゅうたこかいな」 作:新井 洋行
もともとわらべ歌がベースになっている本です。
「ちゅうちゅうたこかい・・・」と、繰り返しのワードを楽しんでいると、タコだけではなくツボの中から色々なものが登場します。
タコのマネをしてポーズを決める子や、保育者のマネをしながら「ちゅうちゅうたこかい・・・」と歌ったりする姿がとってもかわいいですよ。
絵・テンポ・展開、どれをとっても楽しめる作品です。
「たぷの里」藤岡拓太郎 さく・え
一番のおすすめポイントは、何を隠そう表情一つ変えないお相撲さんです。
「友だちと遊んでいると・・・」「お風呂に入っていると・・・」様々なシチュエーションの中、どこからともなくお相撲さんが登場します。
メインは「たぷ」の2語ですが、様々な言い方や、状況に合わせて「たぷ」の声量を変えて楽しんでもらいたいと思います。
また、お相撲さんの顔にも注目してみてくださいね。
「もこもこもこ」 作:谷川 俊太郎 絵:元永 定正
赤ちゃんだけの絵本じゃありません!
もちろん、0歳児には「もこ」「ギラギラ」と、擬音に合わせて変わる絵に子どもたちは大興奮!
しかし、幼児クラスも幼児クラスで楽しめるんです。
擬音に合わせて、ジェスチャーを入れてみたり、言葉のイントネーションを変えてみたりと、どの学年でも気軽に楽しめる最高の絵本になっています。
【保育園の隙間時間に楽しめる短めな絵本をまとめてみて!】
今回は、保育園の隙間時間に楽しめるちょっとした絵本の紹介をしてみました。
以前は、僕自身も保育の隙間時間が嫌いで、いつも「どうしよう」と慌てふためいていました。
しかし、今回紹介した絵本や、数々の教材に出会ってからは「これも見せてあげたい」「こんなこともやってみたいなと」と、どんどん大好きな時間に変わっていきました。
色々作れとは言いませんが、保育中に必ずくる時間です。
まずは、手軽に準備ができる紹介した絵本から始めてみてはいかがでしょうか。
特に、おすすめベスト3で紹介した3つは最高ですので、ぜひ読んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
爆笑必須の笑える絵本の紹介は下の記事を見てみてください。
絵本の表紙を有効活用したい方は下の記事を見てみてください。

絵本以外にも隙間時間を楽しめる、手作り教材についてはこちらの記事で紹介しています。
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