今回は、【てぶくろ】をスケッチブックシアターにしてみました。
・冬に楽しめる保育教材を探している保育士
・絵本を題材にしたスケッチブックシアターを探している保育士
・発表会の題材を探していた保育士
こんなあなたにピッタリの記事になります。
【てぶくろ】は、絵本全体を通しある雪国での物語になるので、冬に向けた保育教材、そして物語を題材にしたシアターにはピッタリの絵本です。
また、カラフルな動物やその動物ごとのキャッチフレーズ(うさぎ→はやあしうさぎ)も際立っており、発表会の題材としても取り入れやすい内容です。
実際に行う際は、子どもたちの好きな動物を入れてみる等、アレンジも可能な為、たくさんの楽しみ方ができるのも大きなメリットです。
そして、何より動物同士の温かさにとっても癒される素敵な題材です。
一度作ってしまえば、今後の保育士人生がより豊かになること間違いありません。
ぜひ、この記事を参考にして作っていただけたら嬉しいです。
それでは、まず内容と演じ方から見ていきましょう。
【てぶくろ】 内容と登場人物
【てぶくろ】の絵本をスケッチブックシアターにしてみました。
発表会の導入等に使う場合は登場する動物を変えて作ってみても面白いかもしれません。
また、大きく内容は変更していませんがセリフ等を少しアレンジしておりますので、ご了承ください。
この作品は、ページを半分に切って使用します。
演出の都合で、左側のページが行ったりきたりする為、脇に付箋などで目印をつけ、すぐにめくりたいページを確認できるようにすることをおすすめします。
じ:おじいさん
ね:ねずみ
か:カエル
う:うさぎ
き:キツネ
お:オオカミ
く:クマ
な:ナレーター
※登場人物ごとにセリフを分けているので、演じる時に声色を変える等参考にしてくださいね。
このシアターは、ページをめくるのではなく上にかぶせながら演じていくので注意してください。
【てぶくろ】 前半
(1ページ目)

な:ある日 おじいさんは子犬と一緒に 森を散歩していました
あるいていると だんだんポカポカしてきたので手袋をポケットにしまいました
(2ページ目)

な:ところが片方を 道の途中で落としてしまいました
おじいさんは 手袋を落としたことに気付かず そのままいってしまいました
(ねずみ)

ね:あったかそうな てぶくろだな~ そうだここを僕のおうちにしよう!

ね:これは あったかい! ちっとも寒くないしのんびり寝れそうだ!
(かえる・うさぎ)

な:ねずみが喜んでいると かえるとうさぎがやってきました
か:すご~い 手袋のお家だ! ねずみさん僕たちもいれて!
ね:もちろんです! さあ入って!
う:やった~嬉しい! これで温まれる!

な:こうして 3匹は仲良く手袋のおうちに入りました!
(きつね)

な:3人が仲良く温まっていると おしゃれなきつねがコンコン泣きながらやってきました
き:わ~ ふわふわで暖かそ家! みんな~僕もいれて!
み:もちろんいいよ! まだまだ中は入れますよ!
き:やった~嬉しい! これで温まれる!

な:こうして 4匹は少し狭くなりながらも 仲良く手袋のおうちに入りました!
【てぶくろ】 中盤
(おおかみ)

な:4人が仲良く温まっていると くいしんぼうのオオカミがワオ~ンとやってきました
お:わ~ ふわふわで綿あめみたいなお家だ! 俺も中に入れてくれ!
み:・・・(怖くて黙っている)
お:みんな怖がってるのか? 大丈夫僕はくいしんぼうだけど食べるのはお菓子だけだよ!
み:よかった~ 食べられるのかと思った・・・ それじゃ~入っていいよ!

な:こうして 5匹は仲良く手袋のおうちに入り嬉しそうに過ごしています!
(いのしし)

な:5人がてぶくろの中で遊んでいると いのししがどこどことすごい勢いでやってきました
い:わ~ あっぶな~いぶつかりそうだった! みんなあったかそうだね! 僕も入れてよ!
き:きみがねずみ君くらい小さかったら入れそうなんだよね・・・
い:大丈夫大丈夫! 一度はいらせてみてよ!
み:え~それじゃ~気を付けて入ってよ!

な:手袋の中は動物たちでぎゅうぎゅうです! 大丈夫でしょうか・・・
(くま)

な:6匹が手袋の中で騒いでいると 大きなくまがやってきました
く:僕もその中に入れておくれよ!
み:もう限界・・・手袋が破れそうだよ!
い:やってみないとわからないだろ? いっくぞ~!
み:くまさん踏まないでよね!

な:手袋は今にも はちきれそうです・・・
【てぶくろ】 後半

な:そこへ おじいさんと犬が帰ってきました
じ:さて わしの手袋はどこにいったのだろう・・・
な:すると おじいさんの犬が手袋を見つけてワンワンと鳴きました!

み:わっ 誰かが来たみたいみんな逃げろ~!
な:てぶくろを見つけたおじいさんは 嬉しそうに帰っていきました!
fin
【てぶくろ】のスケッチブックシアターを演じてみて!
それでは、実際に子どもたちにスケッチブックシアターを演じてみた感想を紹介します。
寒い冬が舞台の心温まる題材ということで、秋から冬にかけての寒い季節に楽しめる内容だった。
子どもたちに身近な動物たちも多数登場するということもあり、乳児からの食いつきもよく幅広い年齢で楽しむことができるように感じた。
登場する動物や場面を変える等、アレンジ性も無限にあり自分だけの作品を作ることができる。
【てぶくろ】は発表会の題材になることも多く、子どもたちへの導入の際も活躍していた。
このように、たくさんのメリットだらけの教材になっています。
ぜひ皆さんも作ってほしいと思います。
ではここから実際に作り方を紹介していきたいと思います。
スケッチブックシアター 準備物
・スケッチブックシアター(A4サイズ)
・定規
・はさみ
・自分が好きな色塗り用の画材
・下書き用の鉛筆、黒のマジックペン
スケッチブックシアターを作ってみよう!
①(1ページ目に表紙を描く)

②(2ページ目)

③(3~9ページ目を長さに合わせてハサミで切る)
今回はページを半分にするので15センチとなっております!
④(10ページ目)

⑤(それぞれのページに絵を描く)
ここでは、上記で紹介できなかった3~9ページ目を紹介していきます。







黒い油性ペンで下書きをなぞる時は、下に新聞紙や不要な画用紙を敷いて書くことを勧めます。
【てぶくろ】のスケッチブックシアターを作ってみて
いかがでしたでしょうか。
今回は「てぶくろ」のスケッチブックシアターを作ってみました。
・冬に楽しめる保育教材を探している
・絵本を題材にしたスケッチブックシアターを探している
・発表会の題材を探していた
こんな人たちに向けた素敵なシアターとなっております。
きったり絵を描いたりと大変なこともあるかと思いますが、一度作れば必ず皆さんの助けになります。
自分の作ったシアターを通した子どもたちの笑顔を見ると、とてもやりがいを感じます。
必ず楽しい保育への大きな一歩になると思います。
ぜひ使ってみた感想を教えてくれるととても励みになります。
では、また次の記事でお会いしましょう。
他にも様々なスケッチブックシアターを紹介しています!
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