今回は、ハロウィンの時期にピッタリなスケッチブックシアターの紹介です。
・ハロウィンに楽しめる保育教材を探している保育士
・誕生日会等にも使えるスケッチブックシアターを探している保育士
・繰り返しの言葉を通し、発語に興味を持って欲しいと思っている保育士

こんなあなたにピッタリの記事になります。
「大きなカブ 梅雨バージョン」「大きなカブ 夏バージョン」に続き、3作品目のアレンジシアターになっています。
子どもたちにもなじみのある題材ということで、子どもたちの反応もよく興味を持ってくれること間違いありません。
また、ハロウィンだけではなく誕生会や職員の出し物として演じるにも最適なシアターです。
そして、大人気のフレーズである「うんとこしょ どっこいしょ!」のフレーズは健在ですので、発語を促すにも最適な教材となっています。
一度作ってしまえば、今後の保育士人生がより豊かになること間違いありません。
ぜひ、この記事を参考にしていただき作っていただけたら嬉しいです。
それでは、まず内容と演じ方から見ていきましょう。
「大きなカブ」ハロウィン編 内容と登場人物
今回は「大きなカブ」をアレンジした「大きカボチャ」という、ハロウィンバージョンを作ってみました。
ハロウィンパーティーに向けて、カボチャを育てていたおじいさん。
毎日毎日水をあげていると、ある日大きな大きなカボチャが実りました。
そこで、試しに引っ張ってみますがびくともしません。
おばあさん、そして次々に、ハロウィンに関係のある人物や生き物が・・・
無事にカボチャを引っこ抜くことはできるのでしょうかというお話です。
じ:おじいちゃん
ば:おばあちゃん
コ:コウモリ
が:がいこつ
ド:ドラキュラ
魔:魔女
な:ナレーター
※登場人物ごとにセリフを分けているので、演じる時に声色を変える等参考にしてくださいね。
「大きなカブ」ハロウィン編 前半
(1ページ目)

な:ハロウィンに向けてカボチャを育てていたおじいさん、ある日いつものように畑に行ってみると
そこには大きなカボチャができていました。
さて、おじいさんは引っこ抜くことができるのでしょうか!
(2ページ目)

2ページ目は、何も描かないままにしておいてください。
理由は作り方の方でお伝えします。
(おじいさん)

♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだカボチャは抜けません」
じ:困ったの~カボチャができたのは嬉しいんじゃが わし一人じゃ抜くことができん
そうだばあさんに手伝ってもらおう!「ばあさ~ん」
(おばあさん)

ば:おじいさんどうしたんですか?
じ:こんなに大きなカボチャができたんじゃがわし一人では引っ張ることができん
手伝ってくれないか?
ば:もちろん!それではいきますよ!
な:おばあさんがおじいさんを引っ張って、おじいさんがカボチャを引っ張って
♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだカボチャは抜けません」
ば:抜けないですね どうしましょう!
「大きなカブ」ハロウィン編 中盤
(コウモリ)

コ:どうしたの?
じ:コウモリくん!それがね大きいカボチャができたんだけど、全然抜けなくて!
コ:それは大変だ!僕が少し食べようか?というのは冗談で誰か友だちを呼んでくるね!
ば:お~コウモリくんどうもありがとう!
(がいこつ)

が:おじいさんおばあさんどうしたんだい?
じ:カボチャが抜けなくて困っとるんじゃよ! がいこつくんも手伝ってくれ!
が:僕骨だからあんまり力が出ないんだけど・・・大丈夫かな
な:がいこつくんがおばあさんを引っ張って おばあさんがおじいさんを引っ張って
おじいさんがかぼちゃを引っ張って
♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだカボチャは抜けません」
が:だめか、こうなったらあの力持ちを呼ぶしかないドラキュラさーん!
(ドラキュラ)

ド:どうした?うまい血があるのか?
が:ドラキュラくん!血よりもっとおいしいカボチャができたんだけど抜けなくて困ってるんだよ!
ド:これは大きなカボチャだ!いいだろう俺に任せな!
じ:よし準備完了それじゃー引っ張るぞ!
な:ドラキュラががいこつを引っ張って! がいこつがおばあさんを引っ張って!
おばあさんがおじいさんを引っ張って! おじいさんがカボチャを引っ張って!
♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだカボチャは抜けません」
ば:これでも抜けないのか・・・どうすればいいんだろう!
「大きなカブ」ハロウィン編 後半
(魔女)

魔:困っているみたいだね私が助けてあげるよ!
ド:魔女が何しに来たんだ!俺様でも引っ張れないんだぞ?
魔:何を言ってるのさ、力でも無理なら私が魔法で引っ張りやすくしてあげよう!
それ!チチンプイプイのプイ!
が:おじいさん!なんだか今カボチャが動いた気がするぞ・・・
ば:なんだって?じいさん!魔法がかかっている今がチャンスじゃ!
じ:そうだなばあさん!それじゃ~みんな最後の力を振り絞って引っ張るぞ!
♪:「うんとこしょどっこいしょ」
じ:さーもう1回!
♪:「うんとこしょどっこいしょ~!」
(最後のページ)

じ:やった~やっと抜くことができたぞ~!
ば:ふ~無事に抜くことができてよかったですね!
が:ふ~骨が折れるところだったよ・・・
ド:うまそうなカボチャだ!早く食べさせろ!
魔:みんなおめでとう!あとはパーティーを楽しむだけだね!
じ:いや~みんな本当に助かったよどうもありがとう!
ハロウィンパーティーを楽しみにしておくんじゃぞ!
fin
実際に「大きなカブ」ハロウィン編を演じてみて!
それでは、実際に子どもたちにスケッチブックシアターを演じてみた感想を紹介します。
ハロウィンが題材だったということもあり、全体的に暗い色使いになってしまったが、子どもたちに馴染みのあるフレーズも出てきたことで、終始楽しそうに見る様子が見られた。
その時の状況や子どもの様子に合わせ、セリフを増減させ臨機応変に物語を展開できる構成だった為、どのような場面でも活躍できるスケッチブックシアターだと感じた。
1歳から楽しむことができる対象年齢も幅広い内容となっている。また、「うんとこしょどっこいしょ」のフレーズが気に入り、何度も口ずさむ姿も見られている。
台本は同じでかまわないが、スケッチブックシアターだけではなく、職員劇等にして誕生会等で楽しんでも面白いと感じた。
このように、たくさんのメリットだらけの教材になっています。
ぜひ皆さんも作ってほしいと思います。
ではここから実際に作り方を紹介していきたいと思います。
スケッチブックシアター 準備物
・スケッチブックシアター(B4サイズ)
・定規
・はさみ
・自分が好きな色塗り用の画材
・下書き用の鉛筆、黒のマジックペン
「大きなカブ」ハロウィン編を作ってみよう!
①(1ページ目に表紙を描く)

②(2ページ目はそのまま)

・表紙に絵がかぶさることを防ぐためです!
③(3ページ目を長さに合わせてハサミで切る)

今回は左から8・8・8・11センチとなっております!
④(4ページ目を上から10センチを残し切る)

⑤(4ページ目は更に分割する)

左から16センチのところ、つまり3ページ目の右2つと左2つに重なるようになれば完成です。
⑥(それぞれのページに絵を描く)



黒い油性ペンで下書きをなぞる時は、下に新聞紙や不要な画用紙を敷いて書くことを勧めます。
「大きなカブ」のスケッチブックシアターを作ってみて
いかがでしたでしょうか。
今回は「大きなカブ」のハロウィンバージョンをスケッチブックシアターで作ってみました。
・ハロウィンに楽しめる
・誕生日会等にも使える
・発語も促すことができる
こんなに素敵なシアターとなっております。
重い腰を上げて作ってみてください。
必ず楽しい保育への大きな一歩になると思います。
ぜひ使ってみた感想を教えてくれるととても励みになります。
では、また次の記事でお会いしましょう。
他にも「大きなカブ」をアレンジしたスケッチブックシアターはこちらからどうぞ!
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