夏に楽しめるスケッチブックシアター!「大きなカブ」を簡単アレンジ!

オリジナル遊び紹介

 あっという間に夏がやってきましたね。

そこで今回は、夏にピッタリな楽しいスケッチブックシアターを紹介します。

こんな人におすすめの記事です

夏に楽しめる保育教材を探している保育士

子どもをひきつけられるスケッチブックシアターを探している保育士

・スケッチブックシアターを通し、表現活動に興味を持ってほしいと思っている保育士

 こんなあなたにピッタリの記事になります。

みなさんが楽しめるということで「大きなカブ」を題材にしてみました。

子どもたちにもなじみのある題材ということで、子どもたちの反応もよく興味を持ってくれること間違いありません。

そして何より「大きなカブ」は、なりきり遊びやごっこ遊びなどのネタになることも多く、その際の導入にもピッタリな内容になっています。

これからは、暑い夏ということで、戸外に行けず室内で遊ぶということも増えていくことでしょう。

そんな時は、このスケッチブックシアターを通し、子どもたちの笑い声と笑顔で、熱気を吹き飛ばしてください。

それでは、まず内容と演じ方から見ていきましょう。

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「大きなカブ」夏バージョン 内容・演じ方紹介

 今回は「大きなカブ」をアレンジした「大きすいか」という、夏バージョンを作ってみました。 

暑い暑い夏に向けて、スイカを育てていたおじいさん。

毎日毎日水をあげていると、ある日大きなスイカが実りました。

そこで、試しに引っ張ってみますがびくともしません。

おばあさん、そして次々に、夏にちなんだ生き物や風物詩が現れて・・・

無事に引っ張り出すことはできるのでしょうかというお話です。

今回の登場人物

じ:おじいちゃん

:おばあちゃん

:風鈴

:カニ

:かぶとむし

:おばけ

:ナレーター

登場人物ごとにセリフを分けているので、演じる時に声色を変える等参考にしてくださいね。

「大きなカブ」夏バージョン 前半

(1ページ目)

:夏に向けてスイカを育てていたおじいさん、ある日いつものように畑に行ってみると

  そこには大きな大きなスイカができていました。 

  さて、おじいさんは引っこ抜くことができるのでしょうか!

(2ページ目)

2ページ目は、何も描かないままにしておいてください。

理由は作り方の方でお伝えします。

(おじいさん)

♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだすいかは抜けません」

:困ったの~スイカができたのは嬉しいんじゃが わし一人じゃ抜くことができん

  そうだばあさんに手伝ってもらおう!「ばあさ~ん」

(おばあさん)

:おじいさんどうしたんですか?

:こんなに大きなスイカができたんじゃがわし一人では引っ張ることができん

  一緒に引っ張ってくれないか?

:もちろん!それではいきますよ!

:おばあさんがおじいさんを引っ張って、おじいさんがスイカを引っ張って

♪:「うんとこしょどっこいしょまだまだスイカは抜けません」 

:抜けないですね どうしましょう!

(風鈴) 

:どうしたの?

:風鈴ちゃん!それがね大きいスイカができたんだけど、全然抜けなくて!

:そうだったんですね! 私は手がなくて引っ張れませんが、きれいな音を出して

  応援することができます

:なんだか力がわいてきましたな!

:あとは、力持ちの友だちを呼べば大丈夫! 「だれか~助けて~!」

「大きなカブ」夏バージョン 中盤

(カニ)

:おじいさんおばあさんどうしたんだい?

:スイカが抜けなくて困っとるんじゃよ! カニさんも手伝ってくれ!

:まかせて! 間違えておばあさんを切らないように気をつけないと!

:カニさんがおばあさんを引っ張って おばあさんがおじいさんを引っ張って

  おじいさんがスイカを引っ張って

「うんとこしょどっこいしょまだまだスイカは抜けません」

:まだダメか、僕は力持ちの友だちを知っているから呼んでみるね! かぶとむしさ~ん!

(かぶとむし)

:カニくん! 呼んだかい?

:かぶとむしくんきてくれたんだ! おじいさんのスイカが抜けなくて困ってるんだ!手伝ってよ!

そんなことお安い御用だよ!僕に任せてくれ!

:よし準備完了それじゃー引っ張るぞ!

:かぶとむしがカニを引っ張って! カニがおばあさんを引っ張って!

  おばあさんがおじいさんを引っ張って! おじいさんがスイカを引っ張って!

「うんとこしょどっこいしょまだまだスイカは抜けません」

:これでも抜けないのか・・・もうどうすればいいんだろう!

「大きなカブ」夏バージョン 後半

(おばけ)

:困っているみたいだね僕が助けてあげるよ!

:うわ~おばけだ~怖いよ!

:大丈夫大丈夫!みんなを脅かしにきたんじゃないって僕がスイカをビックリさせている間に 

  思いっきり引っ張るんだよ?

:わかった! やってみるは・・・

:それじゃ~いくよ! ベロベロバ~!

:おっスイカが驚いて飛び出てきた今なら抜ける気がする!

  さ~みんなで力いっぱい引っ張ってくれ!

「うんとこしょどっこいしょ」

:さーもう1回!

「うんとこしょどっこいしょ~!」

(最後のページ)

:やった~やっと抜くことができたぞ~!

:ふ~無事に抜くことができてよかったですね!

:ばんざーいばんざーい!

:あれ・・・みんな見て!花火が見えるよ! こんな遅い時間になっていたんだね!

:うわ~キレイだね!

:いや~みんな本当に助かったよどうもありがとう!

  それじゃ~とれたスイカをみんなで食べよう!

                                fin

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実際に「大きなカブ」夏バージョンを演じてみて!

 それでは、実際に子どもたちにスケッチブックシアターを演じてみた感想を紹介します。

子どもたちに馴染みのある題材をアレンジしたということもあり、食いつきもよく集中して見入る姿が見られた。シアターを楽しんだ後には「僕○○役」と、自分たちで役割分担をしながら遊びに発展する姿も見られた。

その時の状況や子どもの様子に合わせ、セリフを増減させ臨機応変に物語を展開できる構成だった為、どのような場面でも活躍できるスケッチブックシアターだと感じた。

2歳から楽しむことができる対象年齢も幅広い内容となっている。また、アレンジ次第では、そのまま発表会の題材にもできるように感じた。

このように、たくさんのメリットだらけの教材になっています。

ぜひ皆さんも作ってほしいと思います。

ではここから実際に作り方を紹介していきたいと思います。

スケッチブックシアター 準備物

スケッチブックシアター(B4サイズ)

定規

はさみ

自分が好きな色塗り用の画材

下書き用の鉛筆、黒のマジックペン

「大きなカブ」夏バージョンを作ってみよう!

①(1ページ目に表紙を描く)

②(2ページ目はそのまま)

表紙に絵がかぶさることを防ぐためです!

③(3ページ目を長さに合わせてハサミで切る)

今回は左から8・8・8・11センチとなっております!

④(4ページ目を上から10センチを残し切る)

⑤(4ページ目は更に分割する)

左から16センチのところ、つまり3ページ目の右2つと左2つに重なるようになれば完成です。

⑥(それぞれのページに絵を描く)

3ページ目
4ページ目
5ページ目

黒い油性ペンで下書きをなぞる時は、下に新聞紙や不要な画用紙を敷いて書くことを勧めます。 今回自分は敷かずにやったことで、ところどころの黒点がついてしまいました。

「大きなカブ」のスケッチブックシアターを作ってみて

 いかがでしたでしょうか。

今回は「大きなカブ」の夏バージョンをスケッチブックシアターで作ってみました。

これから始まる、夏の時期にはもちろんですが普段の保育の中でも大活躍できる内容となっています。

子どもたちに興味を持ってもらえる教材、そして表現遊びにつなげられるような教材を探している方はぜひ作ってみてほしいと思います。

皆さんの日々の保育の力に、少しでもなれたら嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

他にも「大きなカブ」をアレンジしたスケッチブックシアターはこちらからどうぞ

遊び歌が題材のシアターは下記からご覧ください

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