【朝の会や帰りの会で困らない】ピアノが弾けない保育士ができる朝の会

保育

 「ピアノが弾けない・・・」と、朝の会や帰りの会が憂鬱になる時はありますか?

僕自身も、保育園に入職するまでピアノに触れたこともなく、そもそも「どれが‘‘ド‘‘?」の状態で保育士がスタートしました。

1年目で配属された4歳児クラスでは、朝の会がとても嫌いで毎日緊張で吐き気を催しながら出勤していたことを今でも覚えています。

こんな人の力になれる記事です!!

ピアノが苦手で朝の会、帰りの会が憂鬱な人

ピアノ以外の方法で歌に触れる機会を作りたいと思っている人

 こんなあなたに向けた記事になっています。

結論から言うとピアノだけではなく、他の方法で歌に触れたり楽しませたりすればいいのです。

僕自身、今ではピアノを人並みに弾けるようになりましたが、以前は犬猿の仲でした。

そして、「上手くなりたい」という気持ちはあるものの、日々他の仕事に追われピアノの練習時間の確保は至難の業です。

ましてや、1年目の職員には毎日が激動でそんな時間はありませんよね。

 今回は、そんなピアノとは無縁だった僕が、朝の会や帰りの会を乗り切ってきた方法を紹介したいと思います。

「朝の会どうしよう・・・」と困る人の力に少しでもなったら嬉しいです。

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そもそも朝の会でピアノは必須なの?

 皆さんの園では、朝の会でピアノを使うことは必須ですか?

僕の園では、絶対に弾かなければいけない決まりはありません。

また、僕自身の考えでいえば、それぞれの得意を生かす方が良いと思います。

ピアノが得意な先生、読み聞かせが上手な先生、色々な先生がいていいと思います。

その方が子どもたちも楽しいですよね。色々な世界に触れることができますよね。

しかし、「えっ弾かないの?」という同僚からの無言の圧や、子どもたちから「○○歌いたい」という声も多く、自然と「ピアノは朝の会で引くものだ」という考えに至っているのが現状です。

各々園の特徴や決まり事等多々あるかと思いますが、1つ間違いがないことは子どもたちが楽しめる時間になればいいということです。

ここを意識しながら、もう一度朝の会で何をしたいか考えてみてください。

そして、ピアノだけにこだわらずに自分の得意も同じくらい伸ばしていってください。

みんながやっていないことは、子どもからしたら珍しいことです。

ヒーローになれるかもしれませんよ。

 

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朝の会ではできることがたくさん!!

 ピアノは弾けないけど、どうにかして朝の会や帰りの会で歌を歌いたい。

まずは、そんなあなたにおすすめの方法を紹介します。

①違う楽器を使ってみよう!

 別に音が出る楽器はピアノだけではありませんよね。

ギターが得意ならギターを、ウクレレができるならウクレレをというように、自分の得意なもので勝負すればいいんです

ましてやギターで朝の会をする人はほとんどいなく、以前ギターで行っていた先生は「かっこいい」と子どもたちの憧れでした。

実際の僕は、得意な楽器がなかったのでタンバリンを使っていました。

他にも、鍵盤ハーモニカやウッドブロックも使いました。

結果としては幼児クラスということもあり、盛り上がりに欠けるが歌えるという感じでした。

しかし、乳児クラスだと音が単調すぎてすぐ子どもたちが飽きる可能性があります。

他の楽器で耐えながら、急いで練習したことを思い出します。

②CDとペープサートを組み合わせてみる!

 次に、乳児・幼児どちらにもおすすめの方法です。

要するに、CDとペープサートの合わせ技です。

言葉通りの方法ですが、CDで歌を流しその曲に登場する生き物や食べ物等のペープサートを使い、1つのシアターのように演じる方法です。

「CDを流すから歌ってね」なんて、なにも面白くないですもんね。

ペープサートを使うことで、視覚的に楽しみながら歌を歌うことができます

1つ難点と言ったら、子どもたちが見入ってしまうということだけでしょうか。

 今は、下記のように100曲程入っているCDもたくさんあります。

ペープサートも1つ1つ手作りだと大変だと思います。

ネットに無料のイラストがたくさんあるので、印刷して厚紙に貼り付け、割りばしをつければあっという間にできます。

ぜひ、様々な曲で作ってみてほしいと思います。

③歌絵本やパネルシアターを使ってみよう!

 少し長めの歌ならパネルシアターでも面白いかもしれません。

準備が少し大変な部分ではありますが、子どもたちのくいつきは抜群です。

なんだかちょっぴり特別感を感じる朝の会になりそうですね。

 そして、手軽なものをあげると歌絵本があります。

今は、本屋さんにも「おもちゃのチャチャチャ」「犬のおまわりさん」等、子どもたちに人気な歌絵本がたくさんあります。

楽しく歌を歌いながら物語も楽しむことができる子どもたちに人気のコンテンツですよ。

歌を歌いたい人に向けたおすすめは!

乳児→②のCDとペープサートの組み合わせ

幼児→①、②、③どれでも大丈夫!

  

他にもあるよ!朝の会や帰りの会でできること!

「歌を歌わなければいけない!」この、固定概念をなくしてみると、まだまだできることはたくさんあります。

それでは、一緒に見ていきましょう。

ゲーム大会をやってみよう!

 僕のクラスではよくゲーム大会をやっていました。

子どもたちは、会というしっかりとした部分で学ぶこともありますが、ゲーム遊びの中でも友だちとの協力、悔しさを知る、ルールの大切さを知る等、たくさんのことを学ぶことができます。

以前担任を持ったクラスは、4歳児クラスの時にこのゲーム遊びでたくさんぶつかったからこそ、5歳児クラスで思いやりのある優しい子どもたちに成長したと思っています。

ぜひ継続的にやってみてはいかがでしょうか。

絵本の読み聞かせをしてみよう!

 朝の会を行う意味の中に「就学に向け座ることに慣れる」ということがあると思います。

そこで僕は、時間を決めて少し長めの話の読み聞かせを行ってみました。

初めは絵のある長めの本から始め、5歳児クラスの時には児童書の読み聞かせもしました。

絵がないということもあり、最初は集中が続かずふらふらしたり周りが気になったりという姿もありました。

しかし、段々と慣れたり想像力が豊かになったりということもあり、保育者の話を頭の中でイメージし、物語を楽しむことができるようになりました。

このように、楽しみながら座ることに慣れるというのもありですよね。

読み聞かせにおすすめの絵本

子ども会議に挑戦しよう!

 これは、4歳児クラスの後半からやってみたことでした。

「相手の思いに気付く」「自分の思いを言葉にする」というねらいで初めてみました。

初めは、自分が良ければそれでいい・・・とまったく収拾がつきませんでしたが、繰り返しって偉大なことです。

少しずつ、思い通りにならなくても自分で気持ちを切り替えられるようになったり「これでもいいか」と、折り合いをつけられるようになったりする姿が見られるようになりました。

更には、行事に向けた話し合いや、会議の中で出たやりたいことが活動になったりとやらされる活動ではなく自分たちが主体的な活動にも広がっていきました。

最初は大変だと思いますが、これはぜひ取り入れてほしいです。

ピアノが苦手な保育者に向けて

 いかがでしたでしょうか。

今回は、ピアノが弾けない人の為の朝の会や帰りの会の攻略法を紹介しました。

何度も言いますが「子どもたちにとって楽しい時間の提供」

これを忘れなければ何をやってもいいと思います。

この記事では、歌を歌いたい場合とそれ以外の方法を紹介しましたが、その時のクラスの状況や、子どもたちの様子に合わせながら柔軟に進めていってほしいと思います

「朝の会」と考えるのではなく一日の保育として捉えるといいかもしれません。

ピアノができなくても、様々なことができます。

ぜひ今回の内容を参考に日々の保育を楽しんでほしいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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