保育士として、職員同士の人間関係をまとめた記事です。
いざ仕事が始まると、悩むことは子どもとの関わりだけではありませんよね・・・
・保育者同士の関係性が心配
・一緒に組む先生と仲良くやっていけるのかな・・・
・自分とタイプが違ってどうすればいいかわからない

こんな人たちに向けた記事となっています。
結論から言うと「相手のタイプに合わせて関わる」ことが一番です。
保育士の世界だけではありませんが、「いつも明るい人」「寡黙でまじめな人」「緊張しやすい人」等、様々な人がいます。
これだけたくさんの人がいると、人間関係が心配になりますよね。
今回は、保育士をいくつかのタイプに分け、それぞれのタイプに合ったおすすめの関わり方を紹介していきます。
ぜひ、自分が組む保育士に当てはめながら良い人間関係を気付いていってください。

人間関係を良くするために タイプ紹介と関わり方
①ちょっぴり王様タイプ
この人は、すごく元気で行動的な性格です。
しかし、その反面自分のやりたいことがはっきりしているため、相手の思いに気づくことが難しかったり、周りの保育士からすると「ちょっぴり怖い」と思われがちです。

(関わり方)
・言われたことは聞き流してもいいかも・・・
このタイプの人は、とにかく思ったことをすぐに口に出してしまいます。
だからこそ「グサッ」とくるときもありますが、当の本人は覚えてないなんてこともあります。
「おいおいそれ○○さんへこんでるぞ」ということを何も考えず言う先輩がいましたが、今思うとまさしくこれですね。
気にするなとは言いませんが、そんなに悩まなくてもいいですよ。
最初から聞き流せは無理かもしれませんが、僕も段々と「ハイハイっ」とできるようになりましたよ。

・「何かやることはありますか?」を大切に
このタイプは、「こうだ」と決まったら、どんどん一人で突っ走ります。
だからこそ、自分でできることを見つけたり「何かありますか?」と、声をかけたりしながら関わっていくといい人間関係が生まれるかもしれません。
僕もこの気質が少しありますが、本当に周りが見えなくなるのでぜひ止めてください。

②生粋のエンターテイナー
とにかく楽しいことが大好きなこのタイプの保育士。
柔軟性もあり、オリジナリティー溢れる保育が魅力的です。
しかしその反面、「まあいいか!!」で済ませてしまうことも多く、他の職員から「雑だな・・・」と思われることも多々あります。
たぶん僕もこのタイプだと思います・・・
最初は、自分ではしっかりやっているつもりでも周りからの評判は悪く、わかってもらえるまでは何かと損をするタイプかもしれません。

(関わり方)
・日々の会話を大切にしよう
このタイプの職員とは、「何か話さないと・・・」という心配はないでしょう。
だからこそ、日々の会話が距離を詰める絶好のチャンスです。
保育技術や子どもとの関わりについても無限のレパートリーがあります。
頼りにされるととっても喜びますので、「教えてください」と近寄ればきっと力になってくれるはずですよ。
「俺必要とされてる?」が無限のエネルギーなんですよね。
ほんと自分そっくりで笑ってしまいます。

・事務作業を積極的にやろう
このタイプは、子どもたちの前では最強ですが、事務の面ではもろいです。
特に、保護者にお知らせする掲示や提出物の締め切り等に関してはほぼ忘れています。
だからこそ新人の皆さんが「そろそろ○○締め切りですね」と、しっかり先を見ておいてくれると大変助かります。
作り物などの事務作業も積極的に進めていけるとより良いのではないでしょうか。
僕の体験談になりますが、同じタイプで組んだら大変でした。
周りの職員に何度も助けられたからこそ今まで楽しく保育ができています。。

③頭脳明晰参謀タイプ
このタイプは、とにかく慎重です。
しっかりと保育の計画を練り、物事を色々な角度から見ることが上手です。
その反面、完璧主義の傾向もあり、失敗を恐れ初めてのことに消極的になったり、急な変化には弱かったりする特徴もあります。
変化に弱いということもあり、周りからは「真面目すぎ・・・」「もう少し楽しんでも・・・」と思われることが多くあります。
僕自身もこのタイプが苦手でしたが、コツさえつかんでしまえばもう大丈夫です。

(関わり方)
・計画はこまめに伝えよう
このタイプの先生は、予定がずれたり、思いもよらないことをされることが苦手です。
だからこそ、やりたい活動がある時は、事前に相談することをおすすめします。
僕も1年目の時勝手に活動を変えたら雷が降ってきたことがあります・・・
相談さえすれば、多角的な視点からたくさんのアドバイスをもらえますよ。

・小さなことでも報告をしよう
更にこのタイプだと、変化に敏感で常に自分の頭の中を最新の状態にしておきたい傾向にあります。
「明日でもいっか?」と思ったことが、「それ聞いてないんだけど!」とまさかの逆鱗に触れることにもつながります。
もう、これでもかとしつこいくらい報告する方が自分の為になります。
「こまめな報告」これを忘れないでくださいね。

④縁の下の力持ちタイプ
このタイプはまるで聖母のような温かさが特徴です。
そして、協調性もあり他人の気持ちに敏感で、仕事よりも人間関係を大切にする性格の持ち主です。
その一方で、自分で決めることが苦手で、何より「ヤダ」と言えないほどの優しい心の持ち主であるが為、周りからは「芯がない」「意思が弱い」と思われがちです。
「エンターテイナータイプ」とはまた違った、損の仕方をするタイプです。

(関わり方)
・悩みを相談してみよう
このタイプの保育士は、自分から話をすることが苦手です。
その反面、気持ちを受け止めたり寄り添ったりすることがとても得意です。
最初は緊張するかもしれませんが、勇気を出して話しかけてみましょう。
必ずみんなの不安も吹き飛ぶはずです。
本当にこのタイプの先生には何度も助けられました。

・アイディアをどんどん出そう
更にこのタイプの保育士は、自分で新しいことを生み出すことが苦手です。
だからこそ、一緒に組む人が意見を言ったり、アイディアを提供してくれたりすると、とても助かります。
このタイプの人とと組んだらどんどん発信できるといいですね。
僕は、このタイプの職員と組んだ時がとってもバランスが良かったように感じます。
お互いに助け合える関係性って素敵ですよね!!

人間関係についてまとめてみて
いかがでしたでしょうか。
一緒に働くうえで切っても切り離せないのが人間関係です。
「何歳の担任を任されるかより、誰と組むかが大事」という言葉を、たくさんの職員が口を酸っぱくして言っているのも現状です。
人間関係が良好じゃないといい保育は生まれません。
今回の記事を通して、様々な人がいることが分かったと思います。
まずは組む人のタイプを理解し、そこに合わせた関わりをしていってください。
しかし、新人さんが頑張るだけでは意味がありません。
もし今回この記事を読んでくれた先輩保育士の方がいるのなら、自分のタイプの理解を深め譲歩することも大切です。
是非お互いが寄り添い良い人間関係を築きながら保育を進めていってくださいね。
新年度のクラス運営についてはことらをどうぞ!
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