保護者対応に困っている方、朗報です。
この記事を読んでいただけたら、きっと明日からの助けになってくれるはずです。
・これから初めて保護者対応をすることになる新人の保育士
・保護者対応が苦手な保育士
・保護者の方とどうやって距離を詰めるのか悩んでいる保育士
こんな人たちに向けた記事となっています。
結論から言うと、新人の時に保護者対応で一番大切なことは、「高い専門性を示すよりも信頼関係を気付くこと」です。
専門性がまだなくても保護者の力になれることはたくさんあります。
今回は、そんな信頼関係を気付くために、保護者対応で大切にしてほしいことを紹介します。

【保護者対応で大切にしてほしいこと】
それでは、順番に見ていきましょう。
①笑顔で明るく対応しよう
まずは、笑顔で明るく!!これが一番の基本です。
職員同士での会話もそうですが、ニコニコ笑っている人の周りは明るい空気が流れます。
これは、保護者の方に対しても同じです。
嬉しそうに自分の子どもの話をしてくれる保育者を見て、嫌になる人はいません。
いつも笑っていろとは言いません。意識するとしないとでは大きな差が生まれます。
ぜひ、頭の片隅に入れておいてくださいね。

②保護者対応では上手く話そうとしないで大丈夫!!
いざ、保護者の前に立つと「役にたつことを言わないと・・・」「どうやって話そう・・・」と緊張してしまいますよね。
でも、最初はうまく話すことは考えなくて大丈夫です。
真摯に一生懸命話そうとする姿勢を見せるだけで充分です。
話すことは繰り返していくことで上達するものです。
まずは、専門性を示すことよりも目の前の子どもを丁寧に見ることから始めてみるといいですね。

③保護者に小さな変化を伝えてあげよう!!
保育園に通っている子は、園にいる時間が家にいる時間より長い子がほとんどです。
園では、日々できるようになったことや、成長したこと等たくさんの変化を感じることができます。
そして、それが「保護者には気づかぬうちに成長していた」なんてことが少なくありません。
その小さな変化を、保護者に話してあげてください。
保育者にとっての小さな変化は保護者からしたら大きな喜びです。
「しっかり自分の子どもを見てくれている・・・」という保護者の安心感が、信頼関係につながっていきます。
保護者の嬉しそうな顔は、僕たちの大きなやりがいになりますよ。

④あいさつの後に・・・
だんだんと保護者とのコミュニケーションにも慣れてきたら、いつもの「おかえりなさい」の後に一言添えてみるといいかもしれません。
一日の中であった、かわいいエピソードや面白いエピソードを保護者と共有してみましょう。
この積み重ねが、前述にも書いた信頼関係につながると僕は思っています。
一人一人覚えているのは、最初は僕も大変でした。
そんな時は、お迎えの直前の様子を伝えてあげるといいかもしれませんね。
今まで、「おはようございます」と「おかえりなさい」だった関係から数段レベルアップしたように感じませんか?

⑤保護者の変化にも敏感になろう!!
保育士は、子どもと同じくらい保護者の方にも支援をしていかなくてはいけません。
保護者は、日々の仕事に育児と激動の日々を過ごしています。
頑張っているからこそ、必死で隠している部分もあります。
そこに気づいてあげることも保育士の仕事です。

「疲れてそうだな・・・」「化粧がいつもより・・・」という日は、すでに心に限界がきていることも少なくありません。
そんな時は、「お母さん最近お忙しいですか?」と優しく声をかけてあげてください。
気付いてくれること、聞いてくれることが保護者の安心、そして信頼感につながるのです。
専門的なアドバイスは必要ありません。ゆっくりと話を聞いてあげてください。
専門性が必要になれば一人で抱え込まず、僕たちリーダーに助けを求めてくださいね。

保護者対応で注意すること
保護者対応では、気をつけないといけないこともたくさんあります。
順番に確認していきましょう。
①言葉遣い
まずは、言葉遣いを丁寧にすることを意識してください。
「そんなのできるよ!!」と思うかもしれませんが、なかなか気を付けようと思わないとできることではないんです。
長年こびりついてきた習慣や、若者言葉はすぐには直りません。
「超」「ヤバい」「マジ」等は特に使いがちになってしまいます。注意しましょう。
親しき中にも礼儀ありです。ほとんどの保護者が皆さんの年上に当たるでしょう。
それこそ人生の大先輩です。
失礼のないような保護者対応を心がけてください。

②保護者対応では知ったかぶりをしない
今後保護者対応をする中で、保護者からの質問や、園への要望を聞くこともあると思います。
そこでもしわからないことや、自分で判断をつけられない時はどうしますか?
「知らない」「わからない」ということは恥ずかしいことではありません。
ぜひ、「確認しますね」の一言を覚えておいてください。
その場であいまいに返事をすることよりも、しっかりまとまった内容の方が保護者の方の安心と、信頼感につながります。
ぜひ、一人で抱え込まずに上司に相談したうえで伝え方を考えていきましょう。

③保護者対応は夕方の方がベター
朝の保護者は、子どもたちの送迎と自分の仕事で大忙しです。
そんな時に、話をしても保護者に聞く準備は整っていません。
朝は、最低限の家庭の様子を伺い、あとは安心して仕事に行けることが一番です。
話はお迎えの際にゆっくりしてあげてください。

④子どもの名前を呼び捨てにしない
普段の保育中から当たり前にことではありますが、子どもの名前は「○○ちゃん」「○○くん」としっかり呼びましょう。
仲良くなるとついついなんてこともありますが気をつけましょう。もちろんあだ名も厳禁です。

新人に向けた保護者対応の仕方をまとめてみて!
いかがでしたでしょうか。今回は保護者対応についてまとめてみました。
実際の僕もそうですが、ついつい年数を重ねてしまうと、保護者対応もより専門的な話になってしまうことが多いのが現状です。
専門的なことを並べられても・・・と委縮してしまう親も少なくないと思います。
そんな時こそ、保護者の思いや、悩みに真摯に寄り添い話を聞いてくれるフレッシュな職員の存在が大切だと思います。
ぜひ、今回の記事を参考にまずは信頼関係を育み、保護者との距離を縮めていってください。
自分も初心に戻る大切さを改めて感じました。
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