【クラスリーダーの教科書】保育園での後輩との関わり方や役割簡単解説

保育

 クラスリーダーにドキドキしている先生はいますか?

一年間を楽しく終えられるようにクラスリーダーとして心掛けていることを紹介します。

こんな人はいますか?

クラスリーダーとして何をすればいいかわからない

初リーダーで緊張している

クラスリーダーってことは後輩と仲良くならないと・・・と心配な人

 今回は、そんなあなたにぜひ読んでいただきたい内容です。

クラスリーダーは、運営だけではなく同じクラスの先生たちとの関わり、行事に向けた取り組み等、日々様々なことを考えながら仕事をしています。

そこで今回は、クラスリーダーに大切にしてほしいことをまとめました。

「心構え」

「後輩との関わり方」

「後輩がわかりやすい伝え方」

今日抑えてほしいのはこの3つです。これさえマスターすれば大丈夫です。

ぜひ、参考にしてください。

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クラスリーダーとしての心構え

【感謝を忘れない】

 クラスリーダーとして真っ先に思うことはなんですか?

できていないことを指摘する。課題や問題に対して率先して解決する。

確かにそれも大切なことかもしれませんが、まずは一緒に働く仲間や一日怪我無く終わったことへの感謝を忘れないでほしいです。

「ありがとう」「今日もお疲れ様」言葉にすることを大切にしています。

言われて嫌な人はいませんよね?少しずつ意識してみてくださいね。

 また、保育士はお昼寝の時間が唯一職員同士でゆっくりと話ができる時間です。

僕はその中で今日の保育で良かったこと、頑張っていたことを必ず一つ伝えるようにしています。

保育に正解はありません。まずは「頑張ろうとしていること」「やってみよう」としている姿をしっかり認めていけたらいいですね。

【一番熱い保育者(クラスリーダー)になる!!】

 サッカーチームのキャプテン!! 上場企業の社長さん!!

どちらも、「チームを勝たせたい」「会社を大きくしたい」と人一倍の熱意をもって仕事にあたっています。

そんな人を見るとどう思いますか?かっこよくないですか?応援したくありませんか?

僕もそんな人たちにあこがれ「このクラスをよくしていきたい」「こんなことをやってみたい」と、モチベーションを高く持ち、保育に向き合っています。

「子どもたちより子どもだね」といわれることもありますが、誉め言葉だと思っています。

 

【理想のクラスリーダー像を意識する】

 まだまだ僕もクラスリーダーとしては未熟です。

だからこそ大切にしていることは「どんなリーダーとなら働きやすい?」「どんな時が楽しかったかな・・・」と自問自答しながら保育をすることです。

自分も6年間保育士をやってきた中で、楽しいことだけではなく、嫌だったことや悔しかったこともたくさん経験してきました。

 まずは自分が楽しかったこと、やりがいを感じた部分を思い返し、少しずつ「自分らしいリーダー像」に近づいて行ってほしいと思います。

まずは「○○先生みたいになる」と身近な人を目標にしてみましょう。

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クラスリーダーは後輩たちと距離を詰めよう

 意識することがわかったら、次に悩むのは一緒に組む先生との関わりですよね。

仲良くなれるか・・・ 嫌われたら・・・といろんなことを考えてしまいますよね。

それでは、日々簡単にできる実際に行っていることを紹介していきますね!

今回は、年下の後輩との関わりという点で紹介させていただきます。

【一日一回後輩のよかったところを褒める】

 自分が後輩の時に一番嬉しかったことは褒められたことでした。

だから僕も先輩となり後輩たちにも同じようなことを感じてもらい、やりがいにつなげてほしいと思っています。

「一日の保育の進め方」「子どもとの関わり」「記録物の内容」等、評価するべきところは日々たくさんあると思います。

そこを具体的に褒めてあげることで、後輩は「ちゃんと見てくれている」という気持ちになり、安心感や信頼感を感じことができます。

その積み重ねが良好な人間関係が生まれ、より良い保育につながっていきます。

【クラスリーダーが話す】

 頑張って後輩とコミュニケーションをとろうと「休みの日は何してるの?」「好きな○○なに」と話し始める人は多いのではないでしょうか・・・

自分の後輩だったころを思い返してみると、いきなり話を振られることに「なんて答えたらいいんだろう・・・」と、内心ドキドキだったことを思い返します。

コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。

しっかり相手の受け取りやすい言葉の投げかけが大切です。

まずは話す準備ができるような環境を作っていってほしいと思います。

【後輩との会話に○○を使ってみる】

 これは、僕が「保育内容」や、「子どもたちの様子」について話したいと思ったときにクラスに導入した方法です。

それは、クラス内にホワイトボードを設置するということです。

「なんでもボード」と称し、日々の保育の中で気になったことや、子どもの様子について話し合いたいことを自由に書きこんでいきました。

ここでも自分がまずは書いてみることが大切です。

続けていくと「リーダーでもこんなたくさん悩みがあるんだ・・・」「一人で考えなくていいんだ」と、後輩たちが感じてくれたようで、少しずつ記入も増え、毎週の反省会でたくさんのコミュニケーションが生まれています。

雑談感覚で行えることもあり、プライベートの話にもつながりやすいのもメリットです。

これを導入してからクラスの中がかなり深まった気がしています。

僕が気付かないところに気づいたり、話していく中で新しい意見が生まれます。

とても勉強になるのでぜひ皆さんもやってみてください。

【園内研修を活用する】

 コロナ下ということもあり、仕事の後にご飯に行って親睦を深めることや、遅番や早番もほかのクラスに入ることもなくなり、他のクラスの後輩たちと関わることが、減ってきていますよね。

自分も、この2年間は同じ園にいてもなんだか遠い存在という後輩が何人もいました。

そこで今年は、園長や主任と話し合い園内研修の中でアイスブレイクをする機会を年に数回作っていきました。

グループ分けも普段なかなか関わらない人を一緒にし、たわいもない会話やゲームを通し関係を深めていきました。

職員の仲が深まると園全体の雰囲気も良くなります。

こんなご時世だからこそ、職員同士はしっかり団結していけたらいいですね。

クラスリーダーとして後輩への物事の伝え方

 後輩との距離も少しずつ近づいてきたら最後は、物事の伝え方を紹介します。

作り物や行事の準備等、後輩に「○○やっておいて」と頼むことも増えますね。

その中で「イメージと違う・・・」「言ってることと違うな・・・」と、相互で認識の違いが起こり雰囲気が悪くなんてことも皆さん経験したこともあるのではないでしょうか。

実際に僕も、発表会の作り物をお願いしたところ、こまかい部分の色やゴムの止め方が自分の考えていたものとは違く、「伝え方が悪かったな・・・」と反省したことがありました。

後輩たちも、せっかく一生懸命頑張ったのに、クラスリーダーの先生から「違うよ」「○○だって言ったよね」なんて言われたら、やる気ややりがいも失われてしまいますよね。

そこで今回は、相手に伝わる伝え方という内容で、日々僕が気を付けていることを紹介します。

合わせて、連絡帳の書き方も丁寧に伝えてあげてくださいね。

【具体的に伝える】

 ついつい忙しく、「あれやっといて」「たくさん作っておいて」と、抽象的な言葉で伝えてしまうことがありますよね。

・たくさん作っておいて→30枚作ってね!!

・暗い雰囲気の色使って→今回は紺色を使ってみよう!!

・できたら見せてくれる?→今週の金曜日に見せてね!!

人によってイメージが異なる場合があるときは、具体的に伝えられるといいですね。

あっちやこっちという言葉もよく使いますよね。

こういうときも実際にその場所に行き「この壁面にはってみようか」と、具体的に確認してあげるのも丁寧な伝え方ですね。

【目で見てわかるように】

 子どもたちに制作の進め方を伝えるとき今日の一日の流れを伝える時。

皆さんはどうしていますか?

見本を見せたり絵カードを使ったりしながら伝えていると思います。

それを今度は後輩たちにもやってみましょう。

目で見ると、言葉だけの伝え方だと難しいイメージがわきますよね。

後輩たちは、なかなか聞きたくても聞けないということがあるかもしれません。

そこをしっかりとくみ取り、思いやりを持った関わりをしていってほしいと思います。

【後輩の特徴を知る】

 これは、前の内容とつながることかもしれませんが、後輩毎の得意を理解するということです。

僕も実際話を聞いて理解することがとても苦手でした。

だからこそわからないことは実際に一度手本を見せてもらったり、見本をコピーしたりしていました。

つまり僕は、視覚からの情報で理解することが得意ということです。

それと同じように後輩一人一人得意不得意があります。

耳で聞いただけですぐにイメージが持てる人、一度自分で体感することで納得できるタイプの人、それぞれ違うということです。

そこをしっかりと理解し、一人一人に合った伝え方をすることが確実に伝えるということです。

【進捗状況の確認】

 意外と忘れがちなことですが、頼んだことの責任を持つことがリーダーの役割です。

伝えたことが間に合っていない、忘れられていたことは僕たちの責任です。

それは、伝えたで終わっていたことであり相手には伝わらなかったということですね。

伝わっていなかったのならまた他の伝え方で挑戦してみましょう。

伝わっていたかをしっかり確認する意味でも進捗状況をこまめに聞くことはとても大切なことですね。

【クラスリーダーについてまとめてみて】

 いかがでしたでしょうか。

なかなかのボリュームになりましたがどれも大切なことばかりです。

「心構え」

「後輩との関わり方」

「後輩がわかりやすい伝え方」

この3つの柱を意識して最高のクラスリーダーになってください。

少しでも皆さんの参考になったら嬉しいです。

よければ他の記事も見にきてください!!

新年度のクラス運営や保護者対応についてもまとめています!!

コメント

  1. 語られる者 より:

    こんにちは。
    「感謝」は上に立つ者として絶対に必要なことだと思います。人に感謝できない人は何も伸びませんし、周りに人がいなくなります。そのことを改めて思い出すことができました。
    ありがとうございます!

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