今回は前回の内容の続きです。(トイレトレーニングを始める前に・・・)↓
準備は整った、さっそくトイレトレーニングを始めようと思っても難しいですよね。
何から始めるの?順番ってあるの?ということもあるかと思います。
そこで、今回は順を追ってわかりやすく解説していきます。
前回も言いましたが、「行ったりきたりが当たり前」ということを念頭に置き進めてください。

トイレトレーニング①【トイレに誘いかけてみよう】
まず始めは、以前オムツを変えていたタイミングでトイレに誘いかけてみましょう。
子どもにとっても、普段のリズムのままの方が精神的にも安定します。
座っても出ない時もあります。
座って排尿をするということは、オムツの時とは違った力の使い方になります。
まだ、思うように出せないということも理解しておくといいかもしれません。

誘い方の注意点を確認しよう
子どもが遊びの途中だったり、30分ごとに何度も誘ったりするのはやめてください。
まずは、トイレが嫌な場所にならないようにすることが一番です。
遊びを中断されたり、何度も誘われ飽きたりしてしまいます。
それが、「トイレ行きたくない」につながってしまいます。
まずは、トイレという空間、座るという行為に慣れていけたらいいですね。

(3つの感覚を意識しよう)
①おしっこが出る感覚
おっしこが出る時の放尿感等の生理的な感覚を認識すること。
②おしっこを見る感覚
自分のおしっこを実際に目で見ることにより視覚的に認識します。
③おしっこを聞く感覚
保護者や保育者から「おしっこ出たね」と声をかけてもらうことで、見たものがおしっこだということを結び付けます。

この3つの感覚を繰り返すことで、おしっこというもの、そしておしっこをすることを認識します。
トイレに間に合わず床におしっこをしてしまう。
トイレから立ったと思ったらその場にジャーなんてこともあると思います。
ぜひ、そんなときは叱らずに、この3つの感覚を養っている段階なのだと思ってください。
トイレトレーニングは安心できる環境の中で行っていけるといいですね。
トイレトレーニング②【パンツをはいてみよう】

トイレに誘ったときに半分以上おしっこができるようになったら、パンツをはいてみてもいいかもしれません。
これは、先ほど紹介した3つの感覚にもいい関係があります。
オムツより生地も薄いことで、おしっこが出ると下に滴り落ちますよね。
するとおしっこを出たという感覚、見るという認識の2つが育ちます。
そして、お母さんも出たときにすぐ気づき、「おしっこでたね」と声をかけることにより、出たものがおしっこなのだということを理解します。

最初に紹介した半分以上トイレでおしっこができるようになったらという理由は、保護者のメンタル面を考慮してのお話です。
例を挙げると、朝から晩まで毎日おしっこをトイレ以外の場所でされたら笑っていられますか?
掃除に洗濯と大変になり、子どもへつい叱ってします。
その結果、子どもたちがトイレを嫌になったら元も子もないですよね。
トイレトレーニングは、子どもだけじゃなく保護者の状況も合わせて進めたいですね。
トイレトレーニング③【誘わないで待ってみよう】

ここまできたらトイレトレーニングもいよいよ大詰めです。
トイレに誘いかけたときに排尿ができるようになったら、おしっこがたまっているという感覚が育ってきているということです。
でもこの自分で尿意を伝えるということが一番難しく、一番悩む点です。
「なかなか自分から教えてくれないんです」というお母さんからの話もたくさん聞いてきました。

そんな時は、トイレに誘いかけるタイミングをずらしてみてはいかがでしょうか。
これは、ぎりぎりまで膀胱におしっこが溜まるということを感じてもらうためです。
普段より、溜めている時間が長くたまらずジャーということもあるかと思います。
でもそれでいいんです。
この繰り返しがあのおもらししそうになる感覚を掴むことができるのです。
子どもたちもこの感覚がわかるようになると、自分で伝えられるようになります。
トイレトレーニングの完成はもうすぐです。少しずつ頑張ってみてくださいね!!
トイレトレーニングについてまとめてみて
2回に分かれてトイレトレーニングについて触れていきましたが、いかがでしたでしょうか。
成功や失敗を繰り返しながらも子どもたちは、必ずできるようになります。
長い目で焦らず、寛大な心で見守っていただけたらと思います。
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