トイレトレーニングについての記事です。
・トイレトレーニングの始め方がわからない
・ほかの友だちがどんどん進めていて心配・・・という保護者の方
・トイトレについての保護者からの疑問にうまく答えられない・・・
今回はこんな人たちの為に、トイレトレーニングについてまとめてみました。
1歳と2歳児クラスで担任をした時の経験や、研修等での知識を合わせながら、丁寧に紹介していきたいと思います。
この記事では、まずはトイトレを始める前の注意点や、目安を紹介していきます。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。

トイレトレーニング【保育者や保護者の心持ちを確認しよう】
始める前にまずは気持ちの確認です。
【トイレトレーニングには個人差がある】
歩行や言葉の発育と同じように、トイレトレーニングも個人差が大きくあります。
実際に僕が担任をしていたクラスでも、3か月かからずオムツが取れた子もいれば、
いつの間にか1年がたっていたという姿も見てきました。
要するに「子どもの準備ができてから始める」ということがとても大切ということです。
「○○くんが始めたから」「△歳になったからやってみよう」は、かえって長引く可能性もあります。
焦る気持ちや、不安な気持ちもあるかと思いますが、まずは子どもの現状をしっかり把握する。
ということから始めてみてはいかがでしょうか。

【トイレトレーニング中は広い心を持つ】
トイレトレーニングは、できたりできなかったりと行ったり来たりがつきものです。
その振れ幅に、「どうして」となることはあるかと思いますが、どうか寛大な心で受け止めてあげてください。
1~2歳のこの時期は、子どもたち自身も自我が芽生える時期です。
おしっこが出てしまうという、生理的な現象を叱られることにより、信頼関係が崩れたり、おしっこをすること自体に恐怖を覚えてしまったりすることもあります。
子どもたちは必ずパンツで過ごせるようになる日がきます。
どうか、1歩1歩ゆっくりと進めていってほしいと思います。

【トイレトレーニングを始める目安】
それではここから、実際にトイレトレーニングを始める目安を紹介していきます。
ここをしっかり押さえ、最高のスタートダッシュをきっていきましょう。
①歩行が安定する
歩行ができるようになるということは、
左右の脳のバランスがとれ、発達が進んでいることを意味します。
足腰もしっかりしてきたということで、おまるやトイレに座るということが可能になります。

②言葉
言葉を理解できていないと、いくらこちらが働きかけても理解ができません。
また、発語が少しでもないと、「おしっこしたい」という思いを表現することも難しいです。
コミュニケーションが少しずつとれるようになってきたが目安です。
それまでは、のんびりと過ごしてもいいのではないでしょうか。

③おしっこの間隔
ここが一番重要です。
目安として1時間半から2時間間隔があくようになると、膀胱に溜められるようになっている。
腹筋等も無意識に使い、我慢ができるようになっているということです。
トイレトレーニング【おしっこの感覚を掴むために・・・】
ここでは、「保育園に通っていたら子どもたちの排尿間隔なんてわからない」という人の為に、間隔を掴む方法を紹介します。
【①おむつ替えのタイミングを統一しよう】
子どもたちの排尿間隔を知る為にも、まずはおむつ替えの時間を決めてみましょう。
保育園に通う平日なら、帰宅後と、寝る前。
休みの日なら、トイレトレーニングスタートの基準でもある1時間半毎などを目途に設定しましょう。
ルーティーン化することで子どもたちの習慣になるだけではなく、間隔を知ることができます。
これを繰り返し、2時間ほど間隔があくようになればいよいよスタートです。

【②布おむつを使ってみる】
「毎日同じ時間なんて無理」というご家庭もあるかと思います。
そんな時は、少し薄手の布おむつを使ってみましょう。
普通のオムツだとズボンを脱がせてみないとおしっこが出ているかわかりませんが、生地が薄い分触っただけでわかります。
どうしてもわからない時は、最悪パンツで過ごしてみるのもありだと思います。
しかし、子どもが不快感を感じたり、洗濯や掃除が大変だったりするデメリットもあります。
ご家庭の状況や、子どもの様子に合わせて関わっていただければと思います。

【トレーニング前の準備についてまとめてみて】
あくまで今回した方法は目安であり、個人差があることは忘れないでください。
その日の水分量や気温など様々な外的要因も存在します。
まずは、今の子どもたちの姿を第一に考え働きかけを続けてください。
そして、保育者の皆さんも家庭と連携し適切なアドバイスをしていただけたらと思います。
次の記事では実際にトイレトレーニングの進め方についてまとめています
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