生き物を保育園で育てるメリットを紹介します。
・生き物って保育園で飼ってもいいのかな?と迷っている人
・生き物を飼う上で注意点を知りたい
・生き物を育ててみたいけど何が良いか悩んでいる人
今回はこんなあなたに向けた記事になっています。

皆さんの園やご家庭には生き物がいますか?
僕の園では事務所にウサギがいたり、幼児クラスでザリガニを飼っていたりと、様々な場面で生き物と触れ合っています。
生き物を育て、一緒に触れ合っていく中で子どもたちにたくさんのメリットがある。
今回はそんな内容を紹介しています。
それでは、実際の園の子どもたちのの様子に合わせて、生き物と触れ合う重要性を紹介します。
【乳幼児期に生き物と触れ合うメリット】
①思いやりの心が育つ
今までお父さん、お母さん、先生とたくさんの人たちに成長を見守ってもらっていた子どもたち。
そんな子どもたちが、初めて世話をし愛情を注ぐのが生き物たちです。

そこで、生き物に名前を付けてあげたり、毎日餌をあげたりする中で愛情が芽生えます。
せっかく育てていた生き物が突然死んでしまったという体験もするかもしれません。
そんな経験を繰り返していく中で、命を大切に思う気持ちや、弱い者には優しくしようという思いやりの心が育まれていきます。
②責任感が芽生える
僕の園では、ウサギの世話を当番活動の一環で年長児にお願いしています。
掃除や、餌やり、水の取り換え等、子どもたちが自分たちで役割を分担し行っています。

一人一人が自分の任されたことを丁寧に行う。
その経験が繰り替えされることで少しずつ物事への責任感が芽生えていきます。
自分の仕事を最後まで責任をもって行う。
皆さんも仕事をするようになり日々感じていることだと思います。
そんな経験が子どもの時からできるなんて貴重な経験だと思いませんか?
③友だちとの関わり方を学ぶ

登板活動の中で、自分たちで役割分担をして生き物の世話をする。
しかし、これは最初からできるわけではありません。
最初は、自分のやりたいものを優先したり、自分がよければなんでもいいという姿も僕のクラスではたくさん見られました。
お互いに自分の気持ちをぶつけ合う中で、少しずつ相手の思いに気付いたり、自分たちで話の折り合いをつけたりしながら会話ができるようになる。
そんな友だちとの関わりも学べます。
④興味が広がる
新しいものとの出会いは世界が広がりますよね。
最初は、園庭にいたありを虫かごの中に入れ、クラスに持ち帰る子どもたち。
自分たちで図鑑をめくり、アリの巣が地面の中に広がっていることを知りました。

すると、自分たちで虫かごに砂を入れ巣ができるかを何日も観察していました。
これは、以前僕が4歳児を担任していた時の子どもたちの姿です。
興味が新しい気づきを生み、その気づきを自分の目で見たいと思い行動する。
この一連の行動が子どもたちの成長につながるんですよね。
【生き物と触れ合う時に気を付けること】
・アレルギー
乳幼児期の子どもたちはアレルギーを持っている子が少なくはありません。
アレルギーは時に命にも関わるとても重要なことです。
入園児にしっかりと確認を行い、園全体で共有していきましょう。
・怪我

例えば、犬を飼っている園等では特に注意したいですよね。
僕の姉妹園でも見ていた拍子に「パクッ」とかまれてしまった、ということがありました。
保護者の立ち位置や、触れ合い方には最新の注意を払いながら、園として保護者への理解も深めたいですよね。
【実際にクラスでも飼える生き物】
それでは、実際に保育園で簡単に飼える生き物を紹介していきたいと思います。
・ダンゴムシ

捕まえやすさ、餌の簡単さ、虫かごひとつで収まる住みかと入門にはうってつけです。
そして何より、見たこともたくさんある為、子どもたちの親近感はピカ一です。
・カブトムシ

特に男の子に人気なカブトムシ。
春から秋にかけて丁寧に飼育をすれば一年中元気な姿を見せてくれます。
僕のクラスでは、幼虫から育てていたことで感動もひとしお。
「カブの介」とみんなで名前を付け大切に育てていました。
【生き物についてまとめてみて】
いかがでしたでしょうか。
生き物と触れ合う中で子どもたちにはたくさんのメリットがあることを紹介しました。
コロナというこのご時世で、人との関わりが難しいからこそ、生き物と過ごす時間を作ってみてもいいかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
よかったら前回の記事もご覧ください。
生き物がたくさん出てくるシアター遊びも紹介しています。
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