【問題行動?】1歳児クラスで気になる子どもの行動を遊びに変える方法

保育

子どもたちの問題行動に頭を悩ませている人はいますか?

こんな人に向けた記事です

・子どもの問題行動が気になる

・叱らずに解決できる方法が知りたい

・自分の保育の幅を広げたい

今回はこんなあなたの為に、子どもたちの問題行動を運動遊びにつなげていく方法を紹介します。

乳児クラスでは、「部屋を走り回る」「机にのぼる」「どこにでも入る」と様々な子どもたちの様子が見られ、いわゆる問題行動として捉えられています。

その中で「歩きなさい」「降りなさい」と注意するのは、大人も疲れてしまいますし何より子どもたちの思いが報われませんよね。

せっかく体の使い方が上手になり今できることややってみようとすることを全力で楽しもうとしている姿を尊重し、その環境を作り上げることが私たち保育者の大切な仕事なのではないでしょうか。

それでは、子どもたちの姿と具体的な遊びへの広げ方を見ていきましょう。

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問題行動を運動へ① 【部屋を走る→全身運動】

 保育者が気になる子どもの問題行動ナンバー1はやはり部屋の中を走り回るでしょう。

園庭や散歩先で充分に体を動かすことをもちろんですが、僕のクラスではリズム遊びやダンスをたくさん取り入れていきました。

ピアノやCDの音に合わせて体を動かす中で心身の発散を促します。

特に大好きなのは「アンパンマーチ」「ピカピカブー」です。振り付けも簡単で子どもたちもすぐ覚えることができますよ。

これは表現遊びにもつながります。

最初は音が流れても立ちすくんでいた子どもたちも、繰り返していくことで保育者の動きをまねしたり、動物を模倣したりする姿が見られるようになりました。

こんな小さな成長が僕たち保育者は嬉しいんですよね。

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問題行動を運動へ② 【机の下に入る→くぐる運動】

 子どもたちの探求心はすごいですよね。

「あれどこいった?」と探してみると、机の下で子どもたち同士顔を見合わせニヤニヤなんてこともよくありますよね。

そんな時は、くぐる動きを遊びの中で取り入れてみましょう。

具体例としましては・・・

①トンネル

 これは保育園にある方はたくさんいると思います。

今では、こんなにお手頃な価格で手にはいるみたいです。

ちょっと狭くて、薄暗いトンネルの中が子どもたちは大好きですよね。

僕のクラスでも「もういっかい」と何度も楽しんでいますよ。

トンネルは保育者の足でもできます。

「バスが発車します」、子どもたちがバスに変身して足の下をくぐる姿がとってもかわいいです。

②机の下を・・・

 机の下に行きたいならもういっそ大胆に遊び場にしてしまいましょう。

僕は床まで届くスズランテープを机につけ、一層「秘密の空間」になるよう工夫をしています。

もちろん怪我には充分配慮し、保育者も遊びに加わりながら行っていけるといいですね!!

問題行動を落ち着ける場所へ 【おもちゃ箱に入る→スペースを作る】

 体を小さく折りたたみながら器用におもちゃ箱に入る子どもたち。

狭い場所が好きなのでしょうか・・・こんな姿もよく見られますよね。

一人のスペースが欲しい、狭いところが落ち着く等が考えられますね。

そんな時はうまく廃材を使ってみてください。

①段ボールの車

 保育園なら日々様々な教材が届き、段ボールは簡単に手に入る廃材ですよね。

この段ボールに、タイヤや窓を画用紙で作り張り付けてあげるだけであっという間に車の完成。

子どもたちは目を輝かせながら乗り込みます。

そのあとは、保育者が段ボールを押しドライブを楽しんだり、♪はたらくくるまの歌に合わせ体を揺らしてみたりといろいろな遊び方ができますね。

子どもの人数が多いと大混雑するので、少人数で遊ぶ時におすすめです。

【おもちゃを投げる→投げていい物を提示しよう!】

 ボールを遊びをするようになると、保育者の真似をしようと、室内でも目の前をおもちゃが「ビュン!!」と横切ることもあるのではないでしょうか・・・

 そんな時は

①ボールプール

 僕のクラスでは、夏が終わってもビニールプールを膨らませたままにしておきます。

その中にカラーボールを大量に入れるとボールプールのできあがり。

カラーボールなら当たってもケガにつながることは滅多にありません。

雨で園庭に出られない時もたくさん体を動かすことができるのでとてもおすすめですよ。

②ストラックアウト

 段ボールに動物やキャラクター顔を書き、口の部分をくりぬけば簡単に的が完成します。

子どもたちは、われ先に入れようと一斉にボールを投げ入れます。

遊びながらだんだんと腕の使い方も上手になるなんて、すばらしいことですよね。

今の時期なら鬼の的を作り行事の導入に使ってみるのもいいかもしれませんね。

【子どもの行動を振り返ってみて】

 子どもたちの行動を問題行動として扱い、注意してしまうことは簡単です。

しかし、「なぜこのような行動にでるのか」「どんな遊びなら子どもたちの姿を生かせるか」と考え環境づくりをしていくと、より一層のびのびと過ごすことができるのではないでしょうか。

皆さんの参考になればとても嬉しいです。ありがとうございました。

是非他の記事も見にきてください!!

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