「いろいろおんせん」の絵本をアレンジして紙皿シアターを作ってみました。
・紙皿シアターを通し、色や模様に興味を持ってほしいと思っている保育士
・1歳児クラスから楽しめる紙皿シアターを探していた保育士
・他の保育士と被らない紙皿シアターに挑戦してみたいと思っている保育士
こんなあなたの為に、現役の保育士をしながら日々オリジナルのシアターを考えている僕が、おすすめの紙皿シアターを紹介していきたいと思います。
色に形に興味を持ち始める1歳児クラスの子どもたちから、十分に楽しめる紙皿シアターになっています。
また、リズムのいい歌と軽快なリズムに合わせてシアターが進んでいく為、見ていて飽きることがなく、ちょっとした隙間時間にも楽しめる内容となっています。
ぜひ、参考にしていただき皆さんの日々の保育が、より楽しくより充実したものになることを願っています。

【紙皿シアター 「いろいろおんせん」 内容と演じ方】
こちらの「いろいろおんせん」の絵本をアレンジした紙皿シアターです。
絵本だけでも十分楽しいですが、シアター映えすると思い作ってみました。
今回は、紙皿3枚でワンセットになります。
【元の動物・温泉・色が変わった動物】この順番に置いたら準備完了です。
ここでは「ライオン」を例に演じ方を紹介していきます。
歌のリズムはこのままで、歌詞と登場する生き物を自分なりにアレンジしています。
オリジナル歌詞を赤太字、元の歌詞を青太字で記載します。
※歌詞については元の音源で最初に出てくるゴリラを参考にしていきます。
①1枚目の紙皿 (ライオン)
まずは、一枚目の絵を見せながら歌を歌っていきましょう。
【歌詞】 オレンジライオン やってきて
茶色いゴリラが やってきて~

②2枚目の絵を見せる (温泉)
次に、歌に合わせて紙皿を回していきます。
【歌詞】 赤い温泉 入ったら あ~らま~あふしぎ
赤い温泉 入ったら あ~らま~あふしぎ

③3枚目の絵を見せる (色が変わったライオン)
3枚目を回すと色が変わった動物が登場します。
【歌詞】 赤いライオンに なっちゃった
赤いごりらに なっちゃった

最初は歌に合わせて紙皿を回すことが難しいかもしれません。下の回し方を参考に練習してみてください。
実際に「いろいろおんせん」を演じてみて
・「いろいろおんせん」は、あまり有名じゃないということもあり、最初は子どもたちもぼーっと見つめる様子が見られたが、歌のテンポやリズムが良いことですぐに歌詞を覚え楽しむ姿が見られた。
・狙いとしていた1歳児クラスでは、「あお、あか」と色に興味を持つだけではなく、生き物などにも興味が広がる姿が見られた。
・誕生日会や出し物等のイベントごとでも、特別感を感じながら楽しめる題材だと感じた。
・幼児クラスで演じると、「僕も作りたい」という声もよく聞こえ、制作などの違う遊びに発展する様子も見られた。
・子どもたちもあまり見たことがない題材だったこともあり、興味を持って見入っていた。
・歌に合わせて紙皿をめくる為、初心者の方は歌をゆっくり歌った方が演じやすいと思う。
紙皿の回し方
①切込みの位置を合わせる
まずは、始める前に切込みの位置を揃えておきましょう。

②切込みの両側を持ちます

③後ろの紙を徐々に前面に持ってくる

④そのまま後ろの紙皿を時計回りに一回転する


⑤完成

「いろいろおんせん」 登場いきもの紹介
それでは「いろいろおんせん」に登場する、生き物の紹介です。
あくまでも僕が作ってみたので、ここから選んでもかまいませんし、自分のオリジナルの物を作ってもかまいません。
こちらでは、生き物と僕が作った歌詞を紹介します。
演じる時は例で紹介したライオンから順に演じることがおすすめです。
①ワニ
歌詞:緑のワニさん やってきて~ 青い温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ 青いワニさんに なっちゃった


②ゾウ
歌詞:青いゾウさん やってきて~ 黄色い温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ 黄色いゾウさんに なっちゃった


③アヒル
歌詞:真っ白アヒルが やってきて~ 緑の温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ 緑のアヒルに なっちゃった


④パンダ
歌詞:白黒パンダが やってきて~ 黒い温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ 真っ黒パンダに なっちゃった


⑤キリン
歌詞:まるまるキリンが やってきて~ グルグル温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ グルグルキリンに なっちゃった


⑥ヘビ
歌詞:ニョロニョロへびさん やってきて~ しましま温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ しましまヘビさんに なっちゃった


⑦おじいさん
歌詞:疲れたじいさん やってきて~ にじいろ温泉入ったら
あ~らま~あふしぎ とっても元気に なっちゃった


今回は、こちらの生き物で作ってみました。
気に入ったものを参考にしてくださいね。
【紙皿シアター 材料】
・色塗り用の好きな画材(今回は色鉛筆を使用)
・紙皿
紙皿には様々な種類がありますが、厚手の物や水や油に強いもの等様々なものがあります。
ペンや色鉛筆を弾いてしまうものがあるので注意が必要です。
その中で今回使ったのは下の画像のセリアで買えるものです。

・黒の油性ペン
・はさみ
【実際に紙皿シアターを作ってみよう!】
①紙皿に絵を描こう
まずは、紙皿に絵を描いていきましょう。
例でいうと「動物」「温泉」「色が変わった動物」です!!
使う画材は自分が好きなものでかまいません。


②紙皿の中心に向かってはさみで切込みを入れます
しっかりと絵の向きを合わせてからまとめて切りましょう。
僕はなかなか真ん中に向かって切ることが苦手なので、紙皿のサイズに合わせた台紙を使い目安を作って切るようにしました。
違う場所から2回半分に折れば簡単に中心がわかります。

それを紙皿と合わせて切れば失敗することはありません。

あとは、それぞれ作る生き物の種類分同じ作業をすれば完成です。
あっという間に、自分だけの紙皿シアターを作ることができますよ。
「いろいろおんせん」 紙皿シアターを作ってみて!
「いろいろおんせん」をアレンジした紙皿シアターは楽しんでいただけたでしょうか。
今回は、「色や模様に興味を持ってほしい」「1歳児から楽しんでほしい」「みんなと被らない題材」この3つをねらいにして作ってみました。
歌にのせた楽しいシアターで子どもたちのハートをがっちりつかんでください。
何より、保育教材は叱らずに子どもたちの興味を引けるという点でとても優秀です。
ぜひ、保育のちょっとした時間に使ってみてください。
僕自身も、大好きな絵本をもとに紙皿シアターを作ることができてとても満足しました。
それでは、楽しい保育生活を送ってください。
また、次回の作品でお会いしましょう。
他にも色々な紙皿シアターの題材を紹介しています。
コメント