言葉遊びにスポットを当て、スケッチブックシアターを作ってみました。
・幼児クラスの担任となり、みんなが楽しめる言葉遊びの教材を作りたい人
・みんなが使っていない教材を作りたい人
・想像力が育める教材を作りたい人
こんなあなたの役に立つ記事になっています。
特に幼児クラスで楽しめるような内容になっており、遊びながら言葉や想像力を育める内容になっています。
ド派手な演出や、仕掛けが出てくるということはありませんが、絵や言葉の組み合わせが奇想天外で子どもたちにも大人気の題材ができあがりました。
これを作れば、子どもたちの目線はいただいたも同然です。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。

【言葉遊び スケッチブックシアターの内容】
保育園にあった「へんしーん」の絵本を見たときに思い付きました。
この絵本は、ページが上下で別れており、片方のページをめくった時にできる偶然組み合わされた顔の表情や、言葉の組み合わせを楽しむ絵本です。
今回は、この内容をヒントにスケッチブックシアターを作ってみました。
様々な野菜や、生き物などが登場します。
次のページへは、上下どちらかのページしかめくれません。
恐る恐るページをめくると見たことのない絵が完成します・・・
想像もできなかった絵の組み合わせに子どもたちは、大爆笑間違いありません。
言葉遊びをメインにしているということもあり、ページのめくり方によっては何百通りの言葉に触れることができます。
ぜひ、子どもたちと一緒にまだ見たことのない組み合わせを作ってみてください。


【言葉遊び スケッチブックシアターの演じ方】
① 表紙
「はんぶんこだって」「楽しみだね」等と子どもたちに声をかけ、子どもたちの気持ちも高まったところで始めていきましょう!!

② 1ページ目
表紙をめくると、まずは大根が現れました。
ここからが普通の絵本とは違います。
次に「上と下どっちをめくろうか」と子どもたちに問いかけ、どっちのページをめくるか決めてもらいます!

③ 決めた方のページをめくる
それでは今回は、上のページをめくってみました。
すると「ナスのあたま」と「ダイコンのしっぽ」言葉の組み合わせは「なこん」となりました。

※あとは、②~③を繰り返し、子どもたちと面白い絵や言葉の組み合わせを見つけながら遊んでほしいと思います。
・言葉遊びということもあり、聞いたことのないリズムの言葉や組み合わせのワードに笑いが生まれることが多く、終始楽しそうに見入っていた。
・絵の組み合わせが面白かったようで、5歳児クラスでは、お互いに描いた絵を半分ずつくっつけ新しい物を作る等、遊びに広がる姿が見られた。
・乳児クラスでも、子どもがめくるページを選ぶのではなく、保育者がテンポよくページをめくり読み進めることで、指をさしたり保育者の言葉を真似したりしながら楽しむことができた。
【言葉遊びに登場するもの】
ここからは、今回僕が考えた内容を紹介します。
参考にしていただいてかまいませんし、自分で新しく考えていただいてもかまいません。
例で登場した大根とナスは省かせていただきます。
コツとしては、縦長なものを選ぶと絵が描きやすかったです!
①ホットドッグ

②トウモロコシ

③ソフトクリーム

④どこでもドア

⑤ポスト

⑥イカ

⑦カブトムシ

⑧サボテン

⑨ロボット

⑩ゆきだるま

⑪ロケット

⑫ペンギン

⑬ブロッコリー

⑭牛乳

【特に人気だった組み合わせ】
①「どこでもドア」+「イカ」=どこでもか
これは単純にゴロが気に入ったんだと思います。
ちょっと首を傾けながら「どこでもか・・・」と少し小さめに声を出す子どもたちがかわいすぎます。

②「ペンギン」+「ロケット」=ペンット
見てください、この全く違和感のないスタイルを!
見た目がとてもかっこよく特に男の子たちに人気の組み合わせでした。
幼児クラスにもなるとどうにかして好きな組み合わせにしようと、力を合わせる姿が見られますよ。

③「ソフトクリーム」+「ホットドッグ」=ソフトドッグ
おなかが減った人に特におすすめの組み合わせですよ。
甘いのとしょっぱいのを同時に楽しむことができますね。

【スケッチブックシアターを作ってみよう!】
【準備物】
・スケッチブック(今回はA4サイズ)
・色を塗る為の好きな画材(今回は下の色鉛筆を使いました)
・黒のマジックペン
・はさみ
【実際に作ってみよう!】
①最初のページに表紙を描く
最初から始めてもいいのですが、ルールや流れを説明する為にも、今回は作ってみました。

②2ページ目以降は半分に切る
残りのページは半分に切りましょう。
まとめてやると意外とずれてしましまいます。
一枚ずつずれないように切ってみてください。

③それぞれのページに絵を描いていこう!!
あとは、上で紹介した登場するものを順番に描いていきましょう。
どの絵もページとページが合わさる部分の絵の幅は一緒にしてください。
僕は、次のページを描くときに半分ずつ描きずれないように気を付けていました。


もちろん自分の描きたいものに変更してもかまいません。
言葉遊びにつながるスケッチブックシアターを作ってみて!
言葉遊びを楽しんでいただけだでしょうか。
今回は、「へんしーん」の絵本をアレンジし、スケッチブックシアターを作ってみました。
どんどん変わるページに、新しい絵と言葉の組み合わせに子どもたちも大爆笑間違いなしの内容になったのではないでしょうか。
材料も簡単で隙間時間に簡単に作れるボリュームになっています。
言葉遊びはいくつになっても大切なことです。
ぜひ、みなさんも作ってみてくださいね。
また、この作品を通しみなさんの保育が少しでも豊かになったら嬉しいです!
他にもたくさんのオリジナル遊びを紹介しています。見にきてください!
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